東京医大の女子減点措置で考える、予備校問題

ワイドショーを賑わせている「東京医大の女子減点措置問題」

今回の一番の問題は、言うまでもなく東京医大が女子の減点の事実を公表してなかったことである。

この問題の背景には、医師不足や長時間労働など厳しい環境もあるとされており、外科など、比較的過酷な現場は男性医師が中心で担っているという現状もある。

「いわば必要悪。暗黙の了解だった。」

そうだと思う。

日本では、平等であることは大変重視させるが、公平であることは蔑ろにされがちである。

一方で、全国模試を実施している大手予備校や全国規模試験業者に対しても厳しい追求がなされるべきであると思う。

なぜなら彼らは受験生の個人データ、センター試験の点数を元に、この減点措置に気付くことができる存在だったからである。

大学偏差値ランクなるものを作り、受験生の人生の選択を数字で誘導しておきながら、実際その数字でさえ、正確さに欠けていたのだ。